腰痛外来

腰痛外来

腰痛外来

つらい腰痛・ぎっくり腰はご相談ください

肩こり・腰痛は、女性にとって切っても切れない関係にある症状の1つです。

これらの症状は、単純にデスクワークや、携帯電話、スマートフォンの使い過ぎなど疲労が原因であらわれるものではなく、女性ホルモンのバランスによって大きく左右されてしまいます。そのため、働き盛りの女性や、年齢と共にあらわれる症状というより、初潮を迎えた時から始まります。

一生のうちに女性ホルモンのバランスが変化することで、カラダへ影響を及ぼし、肩こりへとつながります。

また、日常生活の精神的、肉体的ストレス、過剰なダイエットなどによってさらに女性ホルモンのバランスは崩れ、肩こりだけでなく、頭痛、腰痛、不妊症、子宮内膜症、つわり、逆子、更年期症状など様々な症状があらわれることも珍しくありません。 当院では、開院当初より女性特有の症状を専門におこなってきたため、安心して治療、健康管理が可能となります。

 

女性特有の腰痛とは

 女性は、生理周期、女性ホルモンのバランス等によって腰痛の原因となることがあります。
女性に多い腰痛は以下のようなものがあります。

  • 生理前痛としておこる腰痛
  • 生理痛と同時に起こる腰痛
  • 生理不順による腰痛
  • 便秘による腰痛
  • 冷え症の腰痛
  • 妊娠中の腰痛
  • 更年期の腰痛
  • 自律神経の乱れによる腰痛
  • 子宮筋腫による腰痛
  • 帝王切開後の癒着による腰痛
  • 貧血による腰痛
  • ヘルニアが原因の腰痛
  • 脊柱管狭窄症が原因の腰痛
  • 骨粗しょう症による腰痛

 

腰痛に効くツボのご紹介

◆腎兪・大腸兪・次りょう

腎兪・大腸兪・次りょう

腎兪は、腰のくびれの高さにあるツボで、排卵後の高温期に使用すると効果的です。

大腸兪は、名前にある通り、大腸に関係するツボで、便秘がひどくて腰痛があるときに効果があります。

次りょうは、骨盤にあるツボで、生理前、生理中に腰痛があるときに便利なツボです。

 

◆女性腰痛のツボ ①三陰交

女性腰痛のツボ ①三陰交

三陰交は、女性を治療するうえで代表的なツボです。
主に、女性ホルモンの働きを整え、女性らしくしてくれるツボです。

三陰交は、生理痛を和らげたり、生理周期を整えたりすることで肩こりや頭痛、腰痛などの緩和につながります。

 

◆女性腰痛のツボ ②関元

女性腰痛のツボ ②関元

関元は、丹田(たんでん)、元気の関所とも呼ばれている女性に欠かせないツボで、おへその下にあります。

この場所には、子宮、腸、膀胱等があり、生理痛、便秘、膀胱炎などの症状が原因の腰痛には効果的です。
普段から、関元を冷やさないように、手を当てて冷えているなと感じた時は温めてあげると予防にもなります。

腰痛治療の流れ

腰痛治療の流れ

1.腰痛の原因を探る問診

 当院では、まず患者さんから体の気になる症状やその内容をうかがって、その症状の原因を突き止めます。
その後、治療内容と今後の方針を極力わかりやすく説明させていただき、患者さんにご納得いただいてから治療に入ります。

女性の体はデリケートです。どの年代においても女性ホルモンの関係、女性ならではの症状としてあらわれます。そのため、どんな症状でも、女性ホルモンとの因果関係があるのか確認する「問診」をとても大切に考えています。

腰痛の因果関係をつきとめる検査

2.腰痛の因果関係をつきとめる検査

 問診後は、実際にどのような状態なのか、その症状の原因が何なのか確認するための検査をします。
症状によっては、すぐ病院に行き処置をしなければならない病気が潜んでいることもありますので、治療前の大事な作業です。また、脈を診ることで、生理周期の変化も読み取ることができるため、乱れているのか確認します。

 検査項目は、西洋医学的な検査に加え、東洋医学的な診断もおこないますので、脈をみたり、お腹の状態を確認したりすることもあります。

腎兪は、全身の血流循環を改善

3.腰痛に対する鍼灸治療

 問診と検査等の後は、ベッドに横になってリラックスしていただいた状態で問診内容とお体の状態を確認します。

 体の状態が冷えているのか、硬く緊張しているのか、逆に軟弱になっているのか、一部の組織が炎症反応を起こしているのか、患者さんの主な訴えと関連する部分はあるのかなど把握したうえでその日の体の状態に合わせたツボに鍼灸治療をおこないます。
 鍼は髪の毛と同じくらいの太さ0.1mmほど、お灸は、火が直接肌に触れないものを使用していますので、火傷やお灸の痕が残る心配を極力減らします。
 お灸にはリラックス効果だけでなく、血行の促進や抵抗力を高めて体を強くしてくれるといった様々な作用があります。また、鍼治療の後にお灸をすることで、治療効果が持続する作用もあります。

腰痛を予防する電気治療

4.腰痛を予防する電気治療

 患者さんの症状によっては、鍼や灸に加えて、より血行を促すために電気治療を併用する場合があります。それは、腰痛の原因に運動不足が必ず隠れているからです。腰痛の痛みを鍼灸治療で改善した後は、根本的に腰痛になりにくい体へと変化させるため、運動不足解消の電気治療をおこないます。

 電気治療というと「ビリビリ」という痛いイメージが先行しがちですが、実際には眠ってしまうような心地の良いごく微弱な電流を流す程度です。

 この治療は体の表面にある皮膚や筋膜、筋肉を刺激して血行を促すものですので、妊娠中の方などでも問題なく受けていただけます。腰は、体の中でも一番筋肉量が多い場所、鍼灸治療の後に電気刺激をおこなうことで一気に全身の血行が良くなります。