子どもの便秘
目次
子供の便秘と痔
■小児便秘とは
子どもでは、排便が5日以上ない場合、便が硬く排便時に痛みがある場合、おむつや便に血液が付着している場合を便秘といいます。 基本的に、排便回数が少なく、硬くて乾いた便が出る状態のことです。
■小児便秘の原因
便秘で最も多く考えられる原因は「食事内容」にあります。
朝ごはんをちゃんと食べていますか?
食物繊維の摂取量は不足していませんか?
水分は十分に補給していますか?
恥ずかしいからと排便を我慢していませんか?
排便を我慢するのは、肛門痛や下血を怖がっている時や、排便トレーニングを行っている時、小学校へ行きだしてトイレで排便が出来ない時などが考えられます。 もともと子供は感受性が豊かなため、親戚に会った、クラスが変わったなどちょっとした環境の変化が精神的ストレスとなり、結果として便秘になってしまいます。
■便秘の治療法
小児はりでお腹や足に刺激を加えることで今まで動きが思わしくなかった腸が活発に動き、排便を促すのです。
ほとんどの子は1~2回の治療で一時的に症状が改善されます。 しかし、便秘体質の根本原因を改善しない限り便秘の症状が再発する可能性がありますので、症状が完全に落ち着くまで定期的に治療をするのが理想です。
また、便秘は食物繊維不足や、食習慣の変化、脱水症、ストレス、運動不足などによっておこるため、食物繊維を多く含むものと、好きなものを一緒に摂らせてあげるなど工夫をし、水分補給を適度に行うことも重要です。