小児外来
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夜泣き

夜泣きとは、寝る前までは機嫌も悪くなかったのに、急に泣きだしたり、どうしても泣きやまないものを言います。夜泣きは、2~3ヶ月の赤ちゃんから、1歳半ぐらいの子に多く見られます。あまりに夜泣きが多いと、お父さん・お母さんも寝られずなかなか疲れも取れません。
夜泣きの治療
お子さまが小さい内は、大人のように「夜だから寝る」というリズムが整っていません。そこで、小児はりで睡眠リズムを司っている自律神経の働きを整えることで、夜にまとまった睡眠を取れるようになります。
気管支ぜんそく
気管支ぜんそくとは、空気の通り道になっている気道が炎症を起こすことで咳こんだり、息が苦しくなってしまう発作性の呼吸困難のことです。「ゼーゼー」「ヒューヒュー」と苦しそうに呼吸をしていませんか?横になるとさらに苦しそうに呼吸をしていませんか?このような状態であれば、ぜんそくの発作が出ている合図です。
ぜんそくの治療
通常病院では、狭くなっている気管支を広げる気管支拡張剤や抗炎症剤(ステロイド)が処方されます。しかし、長く使うと依存性も出てきますので、あまりお勧めではありません。ぜんそくの治療は発作を抑える治療より、発作が出ないように予防することがとても大切です。そこで、小児はりはぜんそく予防にとても効果的です。胸や背中などの呼吸器に関するツボに小児はりで刺激をします。治療をすることで、発作が起こりにくい体質に変わっていきます。治療中発作が出ていても、次第にぜんそく発作が抑えられます。
アトピー性皮膚炎


アトピー性皮膚炎によく用いられる薬に、抗炎症剤(ステロイド)があります。アトピー性皮膚炎の患者さんにとって最もつらいのは、とにかく痒いということです。痒くてかきむしってしまい、湿疹や傷ができてしまうと、炎症がさらに悪化してしまうという悪循環にもなります。痒くて夜も眠られないようなときは、抗炎症剤(ステロイド)を使用して、まずは痒いという症状を抑えてあげることが必要です。
もうひとつ重要なことは、抗炎症剤(ステロイド)に依存しないということです。抗炎症剤(ステロイド)を使うことで炎症を抑えることができますが、それは対症療法でしかありません。そこで、一番大切なことは、アトピーはアレルギー体質が原因ですから、その体質そのものを変えてあげることです。体質を変える方法として、小児はりがあります。小児はりで皮ふを強くするツボや、身体の余分な熱を取るツボを優しく刺激することで赤みやかゆみ、皮ふの乾燥を抑えます。
小児便秘

小児便秘の原因
小児はりでお腹や足に刺激を加えることで、今まで動きが思わしくなかった腸が活発に動き、排便を促します。
ほとんどの子どもは、1~2回の治療で一時的に症状が改善されます。
しかし、便秘体質の根本原因を改善しない限り便秘の症状が再発する可能性がありますので、症状が完全に落ち着くまで定期的に治療をするのが理想です。食物繊維を多く含むものと、好きなものを一緒に摂らせてあげるなど工夫をし、水分補給を適度に行うことも重要です。
難聴

子どもは成長段階であり、構造上の問題から難聴を引き起こしやすくなります。子どもが難聴を発症する原因は様々ですが、当院で難聴の治療を行っているお子さんのほとんどが中耳炎による難聴です。もしくはムンプス(おたふく)の後に発症した難聴、原因不明の難聴(突発性難聴)です。
子どもに最も多い中耳炎性の難聴
子どもの耳は成長途中のため、成人の方と比較しても小さく、同時に耳管と呼ばれる耳と鼻を連絡している通路の傾きが穏やかなため、くしゃみや咳、鼻をかんだ時、水泳中に鼻水や水が耳に侵入しやすくなってしまいます。そのため、中耳炎を発症し難聴の症状が現れます。
ムンプス難聴
最も回復が難しいとされる難聴のひとつがムンプス難聴です。ムンプス難聴とはおたふく風邪(流行性耳下腺炎)の原因となるウイルスのことです。この病気にかかると顔、特に耳の下がおたふくのように腫れ上がり高熱になります。特に3~9歳に発症しやすく、症状のひとつとして難聴が現れることがあります。